上の総入れ歯を作ったのですが、食事をすると直ぐに下に落ちてしまって、上手く食事が出来ません。どうすればよいですか？

日暮里市の患者様から、総入れ歯の不良のご相談を頂きました。食事の際に、咀嚼を行うとすぐに落ちてしまう、上の入れ歯の不良を何とかしたいというご要望です。
日暮里市の患者様のように、入れ歯を入れてから思うように食事ができなくなったと、状態に不満を抱えてしまう方は少なくありません。近年入れ歯の性能は目覚ましく向上していますが、元々の歯と比べて、どうしても噛みしめた時に違和感を感じさせがちなのが、その課題として残ります。
食事の度に入れ歯が落ちてしまう、という問題に対して、歯医者が注目するのが入れ歯の吸着性と重量、それから患者様の噛み合わせの三点です。最も解決が用意なのは吸着性の問題で、こちらは入れ歯専用の安定剤の処方で、その場でも改善が可能になります。
患者様の噛み合わせや噛み方の癖との相性がよくないという場合には、より良い噛み方を指導したり、入れ歯を調整したりとするのが歯医者の役目です。入れ歯作成後の、そうしたメンテナンスも歯科の務めの一つですから、患者様にはぜひ気軽に来院し、相談をしていただきたい所です。
三つ目の入れ歯の重みゆえに、正しい位置に固定されない状況では、入れ歯を新しく制作し直すということも視野に入れて、さらに慎重な診察を行います。安定剤を使用してもどんな噛み方をしても、入れ歯が入れ歯として作用しないというなら、その入れ歯は不良品と判断せざるをえません。真実歯に合った、品質の良い入れ歯が早急に求められます。